【簿記3級】 こぐまさん、ATMで下ろせない!?〜定期預金はすぐに使えないお金？〜

こぐまさん、ATMで下ろせない!? 〜定期預金はすぐに使えないお金？〜

ある日、大雨で仕入れ代金を現金で支払うことになったこぐまさん。
手持ちが足りず、近くのATMへ走ります。

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こぐまさん：「そうだ、定期預金にまとまったお金があったはず！」

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こぐまさん：「……って、引き出せない!? なんで!?」

そこへ通りがかったのは、不動産に詳しいフォクシー理事。

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フォクシー：「それは“定期預金”だからだよ。すぐに使える“普通預金”とは違うんだ」

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こぐまさん：「えっ…お金なのに使えないの…!?」

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フォクシー：「契約期間の間は基本的に引き出せないけど、その分ちょっと利息がいい。長期的な資産管理に向いてるんだ」

「定期預金」は、一定期間引き出せない代わりに利息が高めの預金です。

主な特徴：

• 満期までは原則引き出せない（中途解約には制限あり）
• 普通預金より金利が良い
• 長期的な資金運用に向いている
• 企業では「余裕資金の一時的な保管先」として使われる

簿記では、**資産（流動性がやや低い）**として扱われます。

Q. こぐま商会では、普通預金から100,000円を定期預金に預けました。仕訳は？

（借）定期預金　100,000　／（貸）普通預金　100,000

※資産内での振替です。

Q. 以前預けた定期預金50,000円が満期を迎え、普通預金に戻しました。仕訳は？

（借）普通預金　50,000　／（貸）定期預金　50,000

※資産内での戻し処理です。

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フォクシー：「定期預金は“未来の自分のために動かせないお金”と思っておくといいよ」

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こぐまさん：「よし、次は“おやつ預金”つくろうかな……使えないけど食べられる……いや違うか」