🐻こぐまさん
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【簿記3級】こぐまさん、なんで売上じゃないの!?〜雑収入ってどんな収益?〜
収益:雑収入
2025年5月18日 に公開
【こぐま商会の経理日誌】
こぐまさん、なんで売上じゃないの!?〜雑収入ってどんな収益?〜
ある日、こぐま商会に使わなくなった棚を買いたいというお客さんが現れました。
お客さん:「この棚、可愛いですね〜!買い取らせてもらえませんか?」
🐻こぐまさん:「あ、もちろんいいですよ。でも、これって“売上”でいいのかな…?」
🐧ペンリー:「それは“雑収入”です。商品を売ったわけじゃないですからね」
🐱ミーヤ:「なんだか“売ったら売上”って思ってたけど、違うのね〜!」
【こぐまTips:雑収入とは?】
「雑収入」は、本業(主たる営業活動)以外から得た臨時的な収益を記録する勘定科目です。
よくある「雑収入」の例:
- 不用品の売却(※商品じゃないモノ)
- 仕入値引き・返品割引
- 火災保険金の受取
- コピー代・自販機の売上
- 振込手数料の受取 など
ポイント:
- 売上=本業の商品やサービスの対価
- 雑収入=それ以外の、おまけ的・臨時的なお金
- 勘定科目を間違えると、利益分析や税務上の処理にも影響が
【仕訳クイズ①】棚を5,000円で売却し、現金で受け取った
Q. 商品ではない棚を現金5,000円で売却した。仕訳は?
(借)現金 5,000 /(貸)雑収入 5,000
ポイント:
売ったものが「商品」なら売上、「使い古しの棚」なら雑収入。
何を売ったかで判断が変わります。
【仕訳クイズ②】仕入先から1,000円の値引きを受けた
Q. 商品の仕入について、仕入先から1,000円の値引きを受け、現金で返金された。仕訳は?
(借)現金 1,000 /(貸)雑収入 1,000
ポイント:
値引きでも仕訳時点では収益として扱います。受取手数料や保険金も雑収入になることが多いです。
【エピローグ】
🐧ペンリー:「“何を売ったか”が大事。簿記は“分類のルール”を守るゲームなんです」
🐻こぐまさん:「いつもと違うお金には、“いつもと違う科目”なんだね。気をつけよっと!」
まとめ:
雑収入は、つい「売上でいいか」と思ってしまいがちな罠のひとつ。でも、分類が正しいほど、帳簿は正確な地図になる。
あなたの商売に、もう迷いはなし!
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こぐまさん
こぐま商会のまじめでやさしい店主。経理はまだ勉強中。
本記事の内容は独自に調査した情報に基づいて作成していますが、情報が古い場合や誤りがある場合もあります。最新情報は各公式サイトをご確認ください。