🐻こぐまさん
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【簿記の豆知識】借方・貸方って覚えにくい?覚え方のコツまとめ【左右じゃない!】

豆知識:借方と貸方

2025年5月19日 に公開

【簿記の豆知識】


借方・貸方って覚えにくい?覚え方のコツまとめ【左右じゃない!】

🐱
ミーヤ:「借方と貸方って、“左・右”って言われるけど、なんかピンとこないんだよね〜」
🐻
こぐまさん:「毎回“どっちがどっちだっけ…”ってなるから、仕訳が遅くなっちゃうんだよなあ」
🐧
ペンリー:「実は、“左右”で覚えるより、“性格”で考える方がずっとわかりやすいんです」

【まずは基本:左右のルール】


簿記では、取引を「借方(左)」と「貸方(右)」の2つに分けて記録します。
でも、“左=借方”という覚え方だけだと、試験や実務で混乱しがちです。


【借方・貸方を「性格」で理解しよう】


それぞれ「どんなときに使うか」を整理するとこうなります:

勘定科目の種類増えたとき減ったとき
資産(現金・売掛金など)借方(左)貸方(右)
負債(買掛金・借入金など)貸方(右)借方(左)
純資産(資本金など)貸方(右)借方(左)
収益(売上など)貸方(右)借方(左)
費用(仕入・給料など)借方(左)貸方(右)

つまり、「借方」はお金が出ていく方向、「貸方」はお金が入ってくる方向
…というよりも、**“資産・費用が増えるときは借方”、“負債・収益が増えるときは貸方”**と覚えるのがコツ!


【具体例で理解しよう】


例1:商品を現金で10,000円で販売

(借)現金 10,000 /(貸)売上 10,000
  • 現金(資産)が増えた → 借方
  • 売上(収益)が増えた → 貸方

例2:仕入れを現金で5,000円支払った

(借)仕入 5,000 /(貸)現金 5,000
  • 仕入(費用)が増えた → 借方
  • 現金(資産)が減った → 貸方

【語呂合わせ&覚え方まとめ】


● 語呂合わせ:「ひっしでかふか」

  • :費用(借方で増える)
  • :資産(借方で増える)
  • :借方=“で”る(支出)イメージ
  • :貸方で増えるのは
  • :負債
  • :収益と資本

● 図で覚える「5つの分類」ルール

借方で増えるもの → 資産・費用  
貸方で増えるもの → 負債・資本・収益

ポイントは、増減に注目すること!
左右よりも「何が増えた?減った?」に着目すれば、自然と借方・貸方が見えてきます。


【エピローグ】


🐧
ペンリー:「“左か右か”じゃなくて、“何が増えたか”を見てごらんなさい」
こぐまさん:「うん、“性格”で考えたらちょっとわかってきたかも…!」
ミーヤ:「“借方=お金が出ていく”って覚えてたけど、ちょっと違ったのね〜」

まとめ:
借方・貸方は、「どっちに書くか」ではなく「どう変化したか」で考える!
性格で覚えると、仕訳のスピードも正確さもぐんとアップします。

🐻
こぐまさん

こぐま商会のまじめでやさしい店主。経理はまだ勉強中。

本記事の内容は独自に調査した情報に基づいて作成していますが、情報が古い場合や誤りがある場合もあります。最新情報は各公式サイトをご確認ください。