【簿記童話】赤ずきんの旅費精算〜おばあちゃん家までが経費になる条件とは？〜

赤ずきんの旅費精算〜おばあちゃん家までが経費になる条件とは？〜

ある日、お母さんに頼まれて、おばあちゃんの家までお見舞いに出かけることになった赤ずきんちゃん。
でもこの赤ずきん、出発前に交通費精算書をしっかり書いていたのです。

おばあちゃん宅への訪問が**業務上の用務（例：安否確認など）**だった場合…

→ 借：旅費交通費 200　／　貸：現金 200
※目的が仕事に関係すれば、交通費は経費になります。

道草して自分で買ったおやつ代。

→ 私的支出のため、仕訳対象外（帳簿に記載しない）

正体不明のカフェ代。用途があいまい…

ケースA：営業活動の一環だったと主張する場合
→ 借：接待交際費 600　／　貸：現金 600

ケースB：だまされただけだった場合
→ 借：雑費 600　／　貸：現金 600
※用途が曖昧な出費は、簿記3級では「雑費」で処理します。

狼により、家が壊れ、おばあちゃんはけがを…

家の修理費（事業資産であれば）
→ 借：修繕費 12,000　／　貸：現金 12,000

おばあちゃんの通院費（家族への支出）
→ 事業と無関係のため、仕訳対象外

🐱

ミーヤ：「カフェ代、ほんとに営業だったの〜？？」

🐧

ペンリー：「“何のため”かを説明できるかが、経費かどうかのポイントですよ」

🐻

こぐまさん：「森に行く時も、ちゃんと理由を書いておこう…！」

“どこまでが経費か？”
それを考える力こそが、簿記力の第一歩！

赤ずきんの旅を、あなたの仕訳に役立ててみましょう。