🐻こぐまさん
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【簿記3級】こぐまさん、モノって“減っていく”んだね〜減価償却まとめ:資産の価値を少しずつ費用に〜
その他:減価償却まとめ
2025年5月1日 に公開
【こぐま商会の経理日誌】
こぐまさん、モノって“減っていく”んだね〜減価償却まとめ:資産の価値を少しずつ費用に〜
ある日、レジ横の冷蔵ショーケースに「5年保証」のラベルを見つけたこぐまさん。
🐻こぐまさん:「この冷蔵ケース、買ってからもう3年かぁ…まだ使えるけど、もう価値は残ってないってこと?」
🐧ペンリー:「いえいえ、“少しずつ使ってる”と考えて、毎年“減価償却”で費用にしてるんですよ」
🐱ミーヤ:「モノも働いてるってことなんだね〜!」
【こぐまTips:減価償却ってなに?】
減価償却とは、高額で長く使うモノ(固定資産)の価値を、何年かに分けて費用にする処理のこと。
- 1年で使い切らない → いったん「資産(建物・備品など)」に
- 時間とともに使われていく →「減価償却費」で毎年少しずつ費用化
- 帳簿上では「価値が減っていく」ように見える
- 減った分は「減価償却累計額」として記録
【固定資産の動きイメージ】
購入(例:備品 50,000円)
↓
毎年10,000円ずつ「減価償却費」として費用に
↓
同時に「減価償却累計額」も10,000円ずつ増加
↓
5年後:帳簿価額は 0円、費用は全て処理済み
【よく出る関連仕訳まとめ】
タイミング | 仕訳例 | 説明 |
---|---|---|
資産購入時 | (借)備品 50,000/(貸)現金 50,000 | まずは資産として記録 |
減価償却時 | (借)減価償却費 10,000/(貸)備品減価償却累計額 10,000 | 毎期の価値の減少を記録 |
売却時 | (借)現金/固定資産売却損(益)など | 売却額と帳簿価額との差を損益処理 |
【クイズ】次のうち、減価償却費の対象にならないものはどれ?
- 建物
- 備品
- 土地
- 車両運搬具
正解:3. 土地
→ 土地は劣化しない資産とされるため、減価償却しません。
【エピローグ】
🐧ペンリー:「“お金を出して買ったモノ”も、すぐに費用にはしません。“時間をかけて使ったぶん”だけ帳簿に載せていく。それが減価償却です」
🐻こぐまさん:「帳簿の中でも、モノたちがコツコツ働いてくれてるんだね…!」
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こぐまさん
こぐま商会のまじめでやさしい店主。経理はまだ勉強中。
本記事の内容は独自に調査した情報に基づいて作成していますが、情報が古い場合や誤りがある場合もあります。最新情報は各公式サイトをご確認ください。