
【簿記3級】こぐまさん、今年の利益はどこへ行くの?〜損益から繰越利益剰余金へ〜
2025年5月1日 に公開

【こぐま商会の経理日誌】
こぐまさん、今年の利益はどこへ行くの?〜損益から繰越利益剰余金へ〜
決算のすべての仕訳を終え、あとは帳簿を「締める」だけのタイミング。
ペンリー:「今年の損益、つまり『もうけ』の金額はすでにまとまりましたね」
こぐまさん:「この利益って、どこにいくの?財布に入るわけじゃないよね…?」
ペンリー:「この利益は“繰越利益剰余金”という資本に加わります。会社に残る“蓄え”として記録されるんです」
【こぐまTips:繰越利益剰余金への振替とは?】
「繰越利益剰余金」は、過去から蓄積されてきた利益の合計を表す純資産(資本)の項目です。
決算整理の最後に、損益勘定に集めた利益 or 損失を、繰越利益剰余金に振り替えることで、利益が資本として“繰り越される”のです。
- 利益の年内処理(費用・収益)はすべて損益に集める
- 損益の残高(純利益)を繰越利益剰余金に移す
この振替により、「今年のもうけ」が会社の“体力”として次年度に残る。
【仕訳クイズ①】当期純利益が400,000円あるときの損益から繰越利益剰余金への振替
Q. 損益勘定から利益を振り替える。仕訳は?
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 損益 | 400,000 | 繰越利益剰余金 | 400,000 |
※利益は資本(純資産)へ蓄積される。
【仕訳クイズ②】当期純損失が250,000円あった場合の振替
Q. 資本から損失を控除。仕訳は?
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 繰越利益剰余金 | 250,000 | 損益 | 250,000 |
※損失は「資本の減少」として記録される。
【エピローグ】
ペンリー:「帳簿の“利益”は、現金の増加とは限りません。でも“会社の力”としてちゃんと記録され、次の期につながっていくんです」
こぐまさん:「『お店のがんばり』が、“数字の記憶”になって残っていくんだね…!」

こぐま商会のまじめでやさしい店主。経理はまだ勉強中。
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