【簿記3級】こぐまさん、配当は決めたけどまだ払ってない!?〜未払配当金は“決めたけど未払いの分配金”〜

こぐまさん、配当は決めたけどまだ払ってない!?〜未払配当金は“決めたけど未払いの分配金”〜

春の決算総会。今年も黒字だったこぐま商会では、出資者への配当が決まりました。

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こぐまさん：「今期も出資してくれた仲間に、ちゃんと配当出せそうでよかった…」

🐧

ペンリー：「配当金の支払いを決議したら、たとえ“まだ払ってなくても”帳簿には“未払配当金”として記録しましょう」

🐱

ミーヤ：「“払うと決めたお金”は、もう“払うべきもの”なんだね〜！」

「未払配当金」は、株主総会などで配当金の支払いが決議されたが、まだ実際には支払っていない場合に使う負債の勘定科目です。

ポイント：

• 配当金の“支払が決定”した時点で負債に計上
• 株主（出資者）への分配なので、費用ではなく純資産の減少処理
• 実際に支払ったら「未払配当金」を消す仕訳を行う
• 配当には源泉所得税の天引き処理が必要なことも（税務上の論点）

Q. 配当金の支払いを決議した。仕訳は？

（借）利益剰余金　100,000　／（貸）未払配当金　100,000

※純資産を減らし、負債を増やす処理。

Q. 決議された配当金100,000円を普通預金から支払った。仕訳は？

（借）未払配当金　100,000　／（貸）普通預金　100,000

※負債を消し、実際の支払いを記録。

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ペンリー：「配当は“決めたらすぐ負債”です。支払うと決まった以上、責任があるからですね」

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こぐまさん：「帳簿って、“気持ち”だけじゃなく“決定”をしっかり数字に残すんだなあ…！」