本文へスキップ
こぐまさん
こぐまさん
🪶

【簿記3級童話】鶴の恩返しと外注費〜その羽根、役務提供になります〜

費用:外注費

鶴の娘が反物を織るそばで、こぐまさんが外注加工の費用を帳簿に記録しているイラスト
鶴の娘が反物を織るそばで、こぐまさんが外注加工の費用を帳簿に記録しているイラスト

【簿記3級童話】


鶴の恩返しと外注費〜その羽根、役務提供になります〜

むかしむかし、ある雪の晩のこと。
やさしいおじいさんが、罠にかかった一羽の鶴を助けました。

その夜──
戸を叩く音。現れたのは、一人の不思議な娘。

娘:「どうかここで少しの間、泊まらせてください…」

そして数日後。

娘:「どうかこの部屋をのぞかないでください」


■ 姿を見せず、反物が届く


その娘は、こもった部屋の中で見事な反物を織り上げたのです。
おじいさんは、それを町の商人に売り、30,000円の現金収入を得ました。

おじいさん:「あの娘…いや、あの鶴の恩返しか…?」


■ 簿記の視点:これは外注だ!


おじいさんは、ふと考えました。

おじいさん:「これ、わしの“売上”になるのか…?でも反物を織ったのは娘じゃし…」

フォクシー理事
フォクシー理事:「これは立派な“外注加工”ですね。材料はこちら、おじいさんの持ち出し。作業は外注」

ということで、帳簿には以下のような仕訳が記されました。

借方金額貸方金額
外注費10,000現金10,000
現金30,000売上30,000

※反物1反につき材料費は5,000円、外注作業代(娘にこっそり支払った金額)は10,000円。


■ 学びの整理:外注費って?


用語内容
外注費とは?材料はこちらが用意し、加工だけ外部に依頼した場合の費用
似てる科目役務提供=外注費、商品仕入=仕入、高度な工事=工事未払金など
ポイント加工・裁縫・印刷・木工など「モノづくり」の委託が対象
注意点サービス(清掃・警備)は「支払手数料」などで処理することも

■ 仕訳クイズ:鶴工房の帳簿!


Q1. 生地代5,000円と外注費10,000円を現金で支払い、反物を1反製作。販売価格は30,000円で現金受取。

借方金額貸方金額
[  ]10,000[  ]10,000
[  ]30,000[  ]30,000

答えは【エピローグ】へ!


【エピローグ】


こぐまさん
こぐまさん:外注費って“材料はこちらで用意して、加工だけお願いする”ってときに使うんだね
フォクシー理事
フォクシー理事:まさに鶴の織物のようなケースです。材料支給型の役務提供が典型です
ミーヤ
ミーヤ:あれ〜?私もこぐま商会の制服縫ってあげたことあるけど、あれって外注費…?
ペンリー
ペンリー:その件は“好意”として無償提供でしたので、記帳は不要です
こぐまさん
こぐまさん:じゃあ、クイズの答えいってみようか!

✅ クイズ答え

Q1

借方金額貸方金額
外注費-現金-
現金-売上-

まとめ


  • 外注費は「自社の材料を外部に渡して加工してもらった場合」に使う費用科目
  • サービス提供とは区別して使うこと(清掃=支払手数料、など)
  • 材料+外注=原価、販売=売上で処理することが基本

鶴の娘は去っていったけれど──
残された帳簿には、美しい外注加工の記録が残っていたのでした🪶

こぐまさん
こぐまさん

こぐま商会のまじめでやさしい店主。経理はまだ勉強中。

本記事の内容は独自に調査した情報に基づいて作成していますが、情報が古い場合や誤りがある場合もあります。最新情報は各公式サイトをご確認ください。

Related Articles

関連記事

給料日、こぐまさんとペンリーが白紙の給与明細、預り金用の封筒、銀行振込のトレーを見ながら給料の天引きを整理している場面
費用:給料2026年7月10日

【簿記3級】第27回第1問1:給料から所得税と社会保険料を差し引いて振り込む仕訳

【簿記3級】第27回第1問1:給料から所得税と社会保険料を差し引いて振り込む仕訳について、第27回第1問1の給料支給仕訳を、給料、所得税預り金、社会保険料預り金、普通預金に分けて整理します。 簿記3級の試験対策として、出題されやすい論点や仕訳の考え方、解き方のコツ、間違えやすいポイントを簿記ラボでやさしく整理します。

古い陳列棚を前に、こぐまさんとセルヴィアが備品の売却と固定資産売却損を帳簿で確認している場面
費用:固定資産売却損2026年7月10日

【簿記3級】第27回第1問3:備品を売却して固定資産売却損が出る仕訳

【簿記3級】第27回第1問3:備品を売却して固定資産売却損が出る仕訳について、第27回第1問3の固定資産売却仕訳を、取得原価、減価償却累計額、未収入金、固定資産売却損に分けて整理します。 簿記3級の試験対策として、出題されやすい論点や仕訳の考え方、解き方のコツ、間違えやすいポイントを簿記ラボでやさしく整理します。

こぐまさんとセルヴィアが白紙のカレンダーと二枚のカードを使って、保険料を当期分と翌期分に分けている場面
費用:保険料2026年7月10日

【簿記3級】第27回第1問5:保険料の翌期分を前払費用に分ける仕訳

【簿記3級】第27回第1問5:保険料の翌期分を前払費用に分ける仕訳について、第27回第1問5の保険料支払いを、当期分の保険料24,000円と翌期分の前払費用12,000円に分けて整理します。 簿記3級の試験対策として、出題されやすい論点や仕訳の考え方、解き方のコツ、間違えやすいポイントを簿記ラボでやさしく整理します。