
【簿記3級】 こぐまさん、売った分だけ“元手”も減る!?〜売上原価は“売るために使ったコスト”〜
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【こぐま商会の経理日誌】
こぐまさん、売った分だけ“元手”も減る!?〜売上原価は“売るために使ったコスト”〜
3月決算を控え、ペンリーが仕入帳と在庫をチェックしています。
ペンリー:「今年は仕入が800,000円で、期首商品が200,000円、期末商品は300,000円ですね」
こぐまさん:「えっと、それって……結局どれくらい“売るために使った”の?」
ペンリー:「はい。売上原価は『期首+仕入−期末』で計算します。こぐま商会が“実際に売った分のコスト”です!」
【こぐまTips:売上原価とは?】
「売上原価」は、販売した商品の元手にかかった費用であり、収益と対応させるための費用です。以下は3分法で期末に売上原価を求める例です。2027年度から3級に加わる「販売のつど売上原価へ振り替える方法」とは記録のタイミングが異なります。
計算式:
売上原価 = 期首商品 + 当期仕入高 − 期末商品
ポイント:
- 3分法では、販売目的の商品を仕入時に「仕入」として計上
- 決算時に「繰越商品」を使って原価に調整
- 売れていない分(期末商品)は“費用じゃない”=資産に戻す
帳簿上では、売上と売上原価を対応させることで「売上総利益(粗利益)」が求められます。
【仕訳クイズ①】期首商品200,000円、仕入800,000円、期末商品300,000円 → 売上原価を算定
Q. 3分法で記帳し、決算時に仕入勘定で売上原価を求める。決算整理仕訳は?
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 仕入 | 200,000 | 繰越商品 | 200,000 |
| 繰越商品 | 300,000 | 仕入 | 300,000 |
期首商品を仕入に加え、期末商品を仕入から除きます。整理後の仕入勘定の残高は 200,000円+800,000円-300,000円=700,000円 で、これが売上原価です。
【仕訳クイズ②】売上原価を求めた後、貸借対照表に期末商品300,000円を表示する
Q. 仕訳クイズ①の決算整理を終えたあと、さらに仕訳が必要?
答え:追加の仕訳は不要です。 クイズ①の2本目で「繰越商品」300,000円を借方に記録済みです。この残高を貸借対照表の資産として表示します。同じ300,000円をもう一度仕訳すると二重計上になります。
2027年度からの出題範囲と配点の変更点では、販売のつど売上原価を記録する方法の仕訳も確認できます。
【エピローグ】
ペンリー:「“売上”は見えても、“売るためにかかったコスト”を見落としがち。でも、利益を出すにはここが大事なんです」
こぐまさん:「売って終わりじゃない、“どれだけ使ったか”をちゃんと数えるのが経理なんだね…!」

こぐま商会のまじめでやさしい店主。経理はまだ勉強中。
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