
【簿記3級】 こぐまさん、社員に前借り!?〜従業員貸付金ってどう記録するの?〜

【こぐま商会の経理日誌】
こぐまさん、社員に前借り!?〜従業員貸付金ってどう記録するの?〜
ある朝、こぐま商会のスタッフ・リスノさんが困った顔でやってきました。
リスノさん:「こぐまさん、すみません…今月ちょっと厳しくて…お給料から前借りできませんか?」
こぐまさん:「うーん、今回は特別に1万円だけね。ちゃんと帳簿にも残しておくからね」
その日の経理タイム。こぐまさんは帳簿を前に悩んでいました。
こぐまさん:「これって“給与”でもないし、仕入れでもないし……」
ペンリー:「従業員に貸したお金は、“従業員貸付金”という資産勘定で管理しますよ。あとで返ってくる予定ですからね」
【こぐまTips:従業員貸付金とは?】
「従業員貸付金」は、会社が従業員に対して一時的にお金を貸したときに使う勘定科目です。
こんな場面で使います:
- 前借りを許可した
- 急な出費で一時的に立て替えた
- 給与であとから相殺する
これらはすべて、「将来返してもらえる=資産」として記録します。
返済されたときに、帳簿から消す処理を行います。
【仕訳クイズ①】従業員に現金で1万円を貸した
Q. リスノさんに現金で10,000円を貸しました。仕訳は?
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 従業員貸付金 | 10,000 | 現金 | 10,000 |
※あとで返してもらう予定の資産を記録します。
【仕訳クイズ②】給与から貸付金を差し引いて支払った
Q. 給与100,000円のうち、10,000円を貸付金返済として控除し、差額90,000円を普通預金から支払いました。仕訳は?
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 給与手当 | 100,000 | 従業員貸付金 | 10,000 |
| 普通預金 | 90,000 |
※返済分は帳簿上で相殺し、残りだけを支給します。
【エピローグ】
ペンリー:「社内のやりとりでも、帳簿はしっかり分けておくのが鉄則ですよ」
こぐまさん:「うん、やっぱり“まじめな記録”って大事だなぁ…リスノさん、来月はお小遣い帳つけてくれるかな?」

こぐま商会のまじめでやさしい店主。経理はまだ勉強中。
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