2級の言葉で、基礎から確かめる
分類と借方・貸方の基礎道場
リース、税効果、原価の流れ。難しい計算の前に、科目の意味と動く方向を整理しましょう。3段階・24問を、必要なところから解けます。
段階を切り替えても、このページを開いている間は回答を保持します。
まず、科目が何を表すか考えよう
科目名を暗記する前に、その中身を短い言葉に置き換えてみましょう。たとえば、これから代金を受け取る権利と、これから代金を払う義務では分類が違います。
- 資産
- 現金、これから受け取る権利、使うために持っている機械や商品など。
- 負債
- 借入金や買掛金など、これから支払う義務などを表すもの。
- 純資産
- 資産から負債を引いた部分。株主の出資や会社に残した利益など。
- 収益
- 商品を売った売上や、保有する債券から得る利息など、利益を増やす原因になるもの。
- 費用
- 給料や家賃など、その期間の利益を求めるときに、収益から差し引くもの。
- 資産の控除
- 売掛金や備品などの資産から差し引いて表示する額。返済義務を表す負債とは分ける。
- 原価を集計する途中の勘定
- 工場の費用をいったん集め、製品へ振り分けるためなどに使う勘定。払った額をすぐ全額、売れた分の費用にするわけではない。
たとえば、借りたお金は現金という資産を増やす一方、返す義務も生みます。同じ取引でも、現金と借入金は違う分類です。
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科目の意味から分類する
2級で増える科目も、まず意味と分類を確認します。資産の控除や原価集計勘定は、通常の5要素と分けて表示します。
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借方は左、貸方は右。増えるものから見よう
借方・貸方は、仕訳の左と右の名前です。『借りたから借方』とは決めません。指定された科目の分類と、増えるのか減るのかを組み合わせて考えます。
- 資産
- 増えると借方、減ると貸方。預金への入金は借方、出金は貸方。
- 負債・純資産
- 増えると貸方、減ると借方。借入金を返すと、支払義務が減るので借方。
- 収益・費用
- 収益が生じたら貸方、費用が生じたら借方。入出金の時期と同じとは限らない。
- 資産の控除
- 差し引く額が増えると貸方、減ると借方。通常の資産と逆の向き。
たとえば、借入金を預金から返すと、借入金も預金も減ります。負債を減らす借入金は左、資産を減らす預金は右。同じ『減少』でも側が違います。
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増減から借方・貸方を判断する
仕訳全体ではなく、指定された科目をどちらへ記録するか答えます。資産と資産の控除は動きが逆になる点にも注意しましょう。
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品物が今どの段階にあるかを見よう
木材から木製カートを作る場面を考えます。買った、使った、完成した、売れたという段階に合わせて、かかった原価の置き場所を変えます。
- 買った材料
- まだ使っていなければ、材料という資産に残す。
- 作っている途中
- 特定の製品に直接たどれる原価を仕掛品へ集める。共通費はいったん製造間接費へ集め、基準を決めて仕掛品へ振り分ける。
- 完成した製品
- 完成した分を仕掛品から製品へ移す。売れるまでは資産。
- 売れた分
- 売れた製品の原価を、製品から売上原価へ移して費用にする。
- 本社と工場の帳簿
- 本社が支払った預金を、工場の帳簿でも減らすわけではない。工場では本社との関係を表す勘定を使う。
たとえば、工場でカートが完成しても、まだお客さんには売れていません。完成と販売を分けることが、製品と売上原価を使い分ける手がかりです。
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工業簿記の原価の行き先を選ぶ
工場の取引を見て、増えるものと減るものを考えます。借方を問う問題と貸方を問う問題があるので、指定された側を確認しましょう。完成・販売、直接費・間接費、本社側・工場側を区別します。
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