
【簿記3級】第27回第1問10:販売用の陳列棚は備品ではなく仕入にする仕訳

店に並ぶ棚は、売るための商品
販売用に仕入れた陳列棚は、店で使う備品ではなく商品です。第27回第1問10の正解は、借方が仕入472,000円、貸方が前払金80,000円、買掛金380,000円、現金12,000円です。
朝、こぐま商会の店先に大きな陳列棚が運び込まれました。ミーヤが「新しい棚、使うの?」と聞くと、こぐまさんは納品書を見ながら首を振ります。
こぐまさん:「これは店で使う棚じゃなくて、販売するために仕入れた棚なんだ。」
アカリ姐さん:「それなら備品やなくて仕入やな。搬入費も仕入原価に含めるで。」
前払金、買掛金、現金に分ける
仕入原価は、商品代金460,000円に搬入費12,000円を加えた472,000円です。支払い側は、前に払った80,000円、掛けにした380,000円、現金で払った搬入費12,000円に分かれます。
| 内容 | 金額 | 仕訳での置き場所 |
|---|---|---|
| 商品代金 | 460,000 | 仕入の一部 |
| 搬入費 | 12,000 | 仕入の一部 |
| 仕入原価合計 | 472,000 | 借方:仕入 |
| 以前の内金 | 80,000 | 貸方:前払金 |
| 掛代金 | 380,000 | 貸方:買掛金 |
| 搬入費の現金払い | 12,000 | 貸方:現金 |
ミーヤ[納得]:「売る棚だから仕入。運ぶためのお金も、その棚の原価なんだね。」
正解仕訳
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 仕入 | 472,000 | 前払金 | 80,000 |
| 買掛金 | 380,000 | ||
| 現金 | 12,000 |
こぐまさんの帳簿メモ
同じ「棚」でも、使うためなら備品、売るためなら仕入です。販売用の商品にかかった引取費用や搬入費は仕入原価に含めると読めれば、この問題は整理できます。

こぐま商会のまじめでやさしい店主。経理はまだ勉強中。
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