
【簿記3級】第3回第1問12:買掛金を約束手形で支払った仕訳
2026年6月8日 に公開

こぐま商会の今日の取引メモ
仕入先から届いた箱を開けると、納品書の横に支払条件のメモが挟まっていました。こぐまさんは商品棚を見る前に、まず「何を買ったか」と「どう払ったか」を帳簿用のメモに分けました。
この問題の正解は、借方は買掛金58,400円、貸方は支払手形58,400円です。 買掛金が減り、支払手形が増える負債どうしの入れ替えと読むと、借方と貸方が自然に決まります。
こぐまさん:「今日のメモは、仕入先に対する買掛金58,400円を約束手形を振り出して支払った。」
ミーヤ:「商品なのか備品なのか、支払いが今なのか後なのかで揺れそう。」
アカリ:「ここは分けて見よか。買ったものが商品なら、支払い方法とは別に仕入を先に置くんやで。」
場面を一枚ずつ分けて読む
問題文を読むときは、最初に金額を写すよりも、取引の場面を一枚の絵にします。誰から何を受け取ったのか、何を支払ったのか、まだ残っている権利や義務はあるのかを見ます。
- 買掛金を支払うので、借方で買掛金を減らす。
- 約束手形を振り出したので、貸方は支払手形。
- 現金や当座預金はまだ減っていない。
ミーヤ:「場面を先に見ると、科目がただの暗記じゃなくなるね!」
こぐまさん:「うん。金額を入れる前に、何が起きたかを決めたい。」
正解仕訳を帳簿に置く
問題文
仕入先に対する買掛金58,400円を約束手形を振り出して支払った。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 買掛金 | 58,400 | 支払手形 | 58,400 |
仕入の場面では、まず販売用の商品を買った事実を借方に置き、支払い条件を貸方に分けます。
アカリ:「左右の合計が合うと、取引の形も見えてくるで。」
こぐまさん:「買掛金・支払手形に分けると、箱の中身と支払い条件が混ざらないね。」
つまずきやすいところ
手形を振り出すと将来支払う義務が発生します。支払った相手が現金ではない点に注意します。
ここで大事なのは、似た言葉に飛びつかないことです。入金なら必ず売上、支払いなら必ず費用、後払いなら必ず買掛金、というように決め打ちすると、問題文の小さな合図を見落とします。
ミーヤ:「似た言葉が出ると、前に覚えた科目をすぐ選びたくなるね。」
アカリ:「焦らんでええよ。問題文の合図は、一つずつ置けば見えてくるで。」
まとめ
こぐまさん:「今日の決め手は「買掛金が減り、支払手形が増える負債どうしの入れ替え」だね。」
- 正解は、借方は買掛金58,400円、貸方は支払手形58,400円です。
- 買掛金を支払うので、借方で買掛金を減らす。
- 手形を振り出すと将来支払う義務が発生します。支払った相手が現金ではない点に注意します。

こぐま商会のまじめでやさしい店主。経理はまだ勉強中。
Related Articles
関連記事

【簿記3級】こぐまさん、今は払えないけど…?〜支払手形は“約束の借金”〜
【簿記3級】こぐまさん、今は払えないけど…?〜支払手形は“約束の借金”〜について、ある日、ラパン製作所から木製棚の納品がありました。 > こぐまさん:「すてきな棚ですね!…ところで、お支払いは……今ちょっと手元が……」 > ラパン所長:「それ… 簿記3級の試験対策として、出題されやすい論点や仕訳の考え方、解き方のコツ。

【簿記3級】こぐまさん、銀行からの借入に“手形”!?〜手形借入金と支払手形のちがい〜
【簿記3級】こぐまさん、銀行からの借入に“手形”!?〜手形借入金と支払手形のちがい〜について、銀行から手形を振り出して資金を借り入れるときは「手形借入金」。支払手形との違いも注釈付きで整理します。 簿記3級の試験対策として、出題されやすい論点や仕訳の考え方、解き方のコツ、間違えやすいポイントを簿記ラボでやさしく整理し。

【簿記3級】第4回第1問10:買掛金を現金で支払った仕訳
【簿記3級】第4回第1問10:買掛金を現金で支払った仕訳について、第4回CBT模擬試験 第1問10の仕訳を、問題文の読み取りポイントと正解の借方・貸方で確認します。 簿記3級の試験対策として、出題されやすい論点や仕訳の考え方、解き方のコツ、間違えやすいポイントを簿記ラボでやさしく整理します。模擬試験前の復習や独学の確。







