
【簿記3級】第3回第1問13:現金不足を雑損として処理する仕訳
2026年6月8日 に公開

こぐま商会の今日の取引メモ
決算前の棚卸し机では、青い付箋と赤い付箋が行ったり来たりしていました。すでに払ったもの、まだ払っていないもの、仮に置いていたものを、こぐまさんが一枚ずつ本来の場所へ戻していきます。
この問題の正解は、借方は雑損2,500円、貸方は現金2,500円です。 現金不足を原因不明の損失として処理するなら雑損と読むと、借方と貸方が自然に決まります。
こぐまさん:「今日のメモは、現金の実際有高を調べたところ、帳簿残高より2,500円不足していたため、雑損として処理した。」
ミーヤ:「決算の振替って、現金をもう一回動かしそうでこわい。」
ルヴィア:「ふふ、ここは見逃したくないですね。前に置いた科目が、いま役目を終えたかを見ましょう。」
場面を一枚ずつ分けて読む
問題文を読むときは、最初に金額を写すよりも、取引の場面を一枚の絵にします。誰から何を受け取ったのか、何を支払ったのか、まだ残っている権利や義務はあるのかを見ます。
- 不足分は損失なので借方は雑損。
- 帳簿上の現金を減らすので貸方は現金。
- 現金過不足勘定を使うかどうかは問題文の指示に従う。
ミーヤ:「場面を先に見ると、科目がただの暗記じゃなくなるね!」
こぐまさん:「うん。金額を入れる前に、何が起きたかを決めたい。」
正解仕訳を帳簿に置く
問題文
現金の実際有高を調べたところ、帳簿残高より2,500円不足していたため、雑損として処理した。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 雑損 | 2,500 | 現金 | 2,500 |
決算や精算の場面では、すでに動いたお金をもう一度動かさず、残っている科目を正しい場所へ移します。
ルヴィア:「左右の合計が合うと、見落としも減りますね。」
こぐまさん:「雑損・現金の置き換えだと考えると、決算の処理もこわくないね。」
つまずきやすいところ
今回は「雑損として処理した」と明記されているため、現金過不足で止めません。
ここで大事なのは、似た言葉に飛びつかないことです。入金なら必ず売上、支払いなら必ず費用、後払いなら必ず買掛金、というように決め打ちすると、問題文の小さな合図を見落とします。
ミーヤ:「似た言葉が出ると、前に覚えた科目をすぐ選びたくなるね。」
ルヴィア:「責めたいわけじゃありません。見落としやすい合図を、今ここで拾いましょう。」
まとめ
こぐまさん:「今日の決め手は「現金不足を原因不明の損失として処理するなら雑損」だね。」
- 正解は、借方は雑損2,500円、貸方は現金2,500円です。
- 不足分は損失なので借方は雑損。
- 今回は「雑損として処理した」と明記されているため、現金過不足で止めません。

こぐま商会のまじめでやさしい店主。経理はまだ勉強中。
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